Instagram
アーカイブ

築古賃貸のメリット、子育てに十分な実用性がある「古さ」が魅力

先日、築40年の3LDKアパートの内見に行ってきた。
(今住んでいる1LDKは 3人家族に手狭になってきたため、入居できる物件を探しているところ)

実際に足を運んでみて得るものは多く、行って良かったと思う。今回はそんな「築古賃貸の魅力」について整理したい。


子育て世代にこそおすすめしたい築古賃貸の魅力

次入居する賃貸を探す中で、当初は「築古」を選択肢から除外していた。
しかし、探せば探すほど「むしろ築古のほうがいいのでは」という気持ちが強まっている。理由は以下4つ。

  • 立地が良い
  • 家賃が魅力的
  • 子育てに適した間取り
  • 賃貸でもできるDIY

それぞれについて詳しく書いてみたい。


1. 立地が良い

本当に魅力的な立地には、すでに築年数の経った物件が建っていることが多い。築古賃貸は、そうした好立地にある場合が少なくない。

わが家(夫婦+子ども1歳)が物件探しにおいて重視した条件は次のとおり

  • 通学予定の小学校の学区内
  • 保育園が近くにある
  • 公園が近くにある
  • 駅から徒歩圏内
  • スーパー・病院など生活インフラが整っている
  • 静かな環境
  • 平地にあること

これだけの条件を満たそうとすると、築浅物件では選択肢がかなり限られる。(わが家の住む地方では)
条件を緩めるか、築古も含めた上で希望条件に合致するエリアに絞って探すか。
わが家は希望条件は譲れないと考えたので、結果的に住みたいエリアは半径2キロほどの非常に限られた範囲となった。

築浅物件のみで探していたら、間違いなくどこかの条件を妥協しなければならなかったはず。


2. 家賃が魅力的

築古物件の最大の魅力は、やはり家賃の安さ。

今回内見した築40年のアパートは、現在住んでいる1LDKとほぼ変わらない家賃で、3LDKの広さを手に入れられるという驚きの内容。(今住んでいる1LDKは駅チカ築浅なので)

また、築古物件は経年に応じて家賃が徐々に下がる傾向がある。
地域によっては家賃の履歴を検索でき、実際にこの物件も10年ごとに段階的に値下がりしていた。(不動産会社にも確認済み)。

ファミリー層は長く住むケースが多いため、他の部屋の家賃が下がれば、「自分たちの家賃も見直してほしい」と交渉する余地が生まれる可能性も。


3. 築古の間取りは子育てに適している

子どもが2歳になり、「わが家にとって子育てしやすい間取りとは何か」が具体的に見えてきた。以下はその条件である。

  • ベランダは危険なので不要、または狭くてよい
  • 広いリビングが欲しい
  • リビングから離れた部屋は1つだけ欲しい
  • 各部屋にクローゼットは不要
  • 和室があってもよい

ベランダは不要

わが家では洗濯乾燥機を使用しており、洗濯物を干す機会がない。
また、子どもがベランダで自由に遊ぶというのも不安。
そのため、ベランダは必須ではない(むしろ狭くあってほしい)という結論に至った。最近の築浅賃貸はベランダ広め。

広いリビングが欲しい

今の住まいでもリビングを「リビング兼・子ども部屋」として活用していて、それはとても快適。
子どもが小さいうちは独立した子ども部屋は不要と考えていて、リビングに隣接した空間で遊ばせたい。なので、リビングは広くあってほしい。

リビングから離れた部屋は1つあればよい

家族の寝室として、リビングと離れた位置に一部屋欲しい。
寝かしつけには静かさと遮光が重要であり、その条件を満たす部屋を用意したい。
今回内見した築40年の間取りは、こうした希望にぴったり合致。築古特有の廊下を挟んでなぜか離れた部屋がある、みたいな間取りは寝かしつけには魅力的。

各部屋にクローゼットは不要

むしろ「ファミリークローゼット」や、大きな収納が1つあれば十分。
また、築古物件によくある押し入れは、むしろ魅力的。
棚を入れて整理すれば、収納力は抜群。使わない場合は襖を外し、オープン収納として活用することも可能。

和室があっても良い

現在の住まいでは、リビングに置き畳を敷いて和室風スペースを作っている。
小さな子どもと過ごすには座ることが多く、和室のほうが圧倒的に快適である。
賃貸では敬遠されがちな和室だが、わが家にとってはむしろ歓迎すべき要素である。


4. 流行の「築古賃貸DIY」を楽しめる

築古物件の魅力をさらに引き上げるのが「DIY」である。

  • 床にクッションフロアを敷く
  • カーテンレールをブラインドに替える
  • 壁紙を張り替える
  • 洗面台を現状復帰可能な範囲でアレンジ

SNSなどを見れば、先人たちの創意工夫が山ほど紹介されている。
なかには「ほぼ造作洗面台」と言えるほどの完成度を誇るDIY事例もあり、挑戦してみたいと思っていた。

築古物件は多少のカスタマイズが許容されやすく、自分たちらしい暮らしを実現しやすいのも大きな利点である。


おわりに

築古賃貸は見た目の古さこそあるが、その実用性や柔軟性は、子育て世帯にとって非常に魅力的である。

立地、家賃、間取り、DIYの可能性――
見方を変えれば、「古い」という要素がむしろ生活を豊かにする鍵となるかもしれない。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

好きなこと ▷ 物件の間取りを見ること、暮らしの動線を考えること
.
.
お時間のある方覗いてってください☺️

コメント

コメントする