妊娠中に子育てに関する本を沢山読んだ中で、出産後に何度も読み返している、おすすめの本をご紹介します。
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- ○ 脳科学や科学的根拠に基づいた内容
- ✖ 個人の育児経験で良かったことを書いたもの
出産後に0歳児育児で役立ったおすすめ育児本ランキング
5位 子どもの脳を傷つける親たち
子どもの前での夫婦げんか、心ない言葉、スマホ・ネグレクトに、きょうだい間の差別…
不適切なかかわりが、子どもの脳を変形させる
「子どもの脳を傷つける親たち」リード文より
明らかな育児放棄や虐待が子どもに良くない影響を与えることは、誰でも想像できると思いますが、「チャイルド・マルトリートメント(不適切な養育)」という言葉があることを、この本を読んで初めて知りました。
チャイルド・マルトリートメントとは、「言葉による脅し」「威嚇」「罵倒」「無視する」「放っておく」「子どもの前で行う激しい夫婦げんか」など、どの家庭でも多かれ少なかれ存在しうるもの。
しかし、チャイルド・マルトリートメントが頻繁にあることで、成長過程の子どもの脳に良くない影響があるということ、チャイルド・マルトリートメントの怖さを教えてもらえる内容になっています。
両親がご機嫌で子どもを可愛がる、ということの大切さは何となく分かっていましたが、そのことを脳科学の観点から改めて認識できました。
日々の忙しさや、慣れない子育てで、イライラしてしまうことは誰にでもあると思いますが、親自身の心の健康が子どもにも良い影響がある。
自分自身がイライラした時は一旦落ち着いてこの本のことを思い出したい一冊です。
\子どもの脳を傷つける親たち/
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4位 私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む
子どもの貧困は、一生の財産になる「非認知能力」を獲得する機会を奪い取ってしまう。ではどうしたら良いか。その答えへの扉が、本書の中にある。
「やり抜く力」「好奇心」…人生の成功を左右する力の育み方を、最新の科学的根拠と先進事例から解き明かす!
リード文より
親の収入と子どもの成長や学歴が比例しているというようなことを
テレビか何かで観たことがありますが
この本は子どもと貧困の目を背けられない関係性について書いた本になります
子どもが育つ「環境」こそが
人生の成功を左右するといわれる「非認知能力」を育てるということは、
その「環境」を作る親の状況が
子どもに与える影響は計り知れないということ
社会としてどうすれば子どもを守れるか、という観点の本になっていて
一個人の育児について直接書いているものではありませんが
子どもを育てる「環境」をどう作ってあげるか
考えさせられる一冊になっています
また、この本は最初の書き出しが印象的です
わたし自身はすごくドキッとした、センセーショナルな書き出しになっていました
生まれたばかりの子どもは非力で、
親の責任の重さを突き付けられたような気になりました
3位 人はこうして「食べる」を学ぶ
好き嫌いは遺伝で一生変わらない?肥満、偏食、拒食、過食…危険は承知しているが、ではどうすればいい?
注目のフードジャーナリストが、日本やフィンランドの例も紹介しながら、最新の知見と「食べる技術」「食べさせる知恵」を”母親目線”で探るユニークな書!
リード文より
「食べる」ということに関して目からウロコな内容が沢山詰まっていて
へえー!と思うことが何度もあり
子どもだけでなく全世代の「食べる」ということにかなり特化した内容の濃い本になっています
自分自身の「食べる」ことに関しても考えるきっかけにもなりました
親から受けた食育で間違っているというより
時代に合った「食べる技術」を身に着けさせようと思います
- 好き嫌いができる原因
- お皿が空になるまで嫌がる子に食べさせることが意味するものとは
- 離乳食の始めるベストな時期と舌との関係
など、これからの食育に役立つアドバイスが詰まっています
2位 スタンフォード大学に3人の息子を入れた 賢い頭としなやかな心が育つ 0歳教育
最初の1年は成長の黄金期!子どもの可能性を最大限に引き出す 簡単「声かけ」「スキンシップ」「遊び方」
3人の息子をスタンフォード大学に合格させたアグネス・チャン独自の子育て法の原点
3人の息子を兵国名門大学・スタンフォード大学に入学させ、自身もそこで教育博士号を取ったアグネス・チャンさんによる、簡単・気づいたときにすぐできる!子どもの能力がぐんぐん伸びる「育児のアイディア70」
リード文より
アグネス・チャンさんからお母さんになる人に向けて応援のメッセージと
妊娠期間中に読んでおくと、妊娠中と出産直後に赤ちゃんと自分に起こることが
ひとつひとつ丁寧に書いてあるので
漠然とした不安が解消される一冊になっています
アグネス・チャンさん自身の経験も織り交ぜてあり
書きぶりも読みやすく、優しい文章になっていますが
教育博士号を取られているということで、根拠のない内容ではないということが
学びのある一冊です
1位 脳科学からみた8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと/成田奈緒子
子育ては脳育て――そう言い続けて早15年近くになります。
小児科医として勉強し、研究してきた私自身が、実際に自分の子育てを行なう中で、「子育てはまさに脳育て!」ということを強く実感してきたからです。キーワードは「生活」です。
毎日家庭で繰り返し行なわれる生活の中にこそ、大切な脳育ての要素が満載です! ぜひ、一緒に学んでくださいね。
「はじめに」より
- 赤ちゃんの子育てはスキンシップが大切!
- 赤ちゃんに沢山話しかけてあげましょう!
- 赤ちゃんに親の顔を見せてあげよう!
「子どもを可愛がる」ことの重要性は分かるけど
具体的にはどうしたらいいの!?ということに関して
脳科学の観点から「子どもを可愛がる」とは
こういう場面でこうすると子どもの脳に効果的
ということがしっかりめに書いてあります
自己流の「子どもを可愛がる」行為に
この本に書かれている内容を少し意識すると
かなり育児初心者として、やりやすくなりました
育児を頑張りたいけどちょっと戸惑っている人や
オムツ交換や授乳以外で
出産後の育児は具体的に何をすればいいのかが分からないという人に読んでもらうと
育児のイメージが沸いてきますし
自分でもできそうと思える内容になっています
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