久しぶりの投稿になってしまった。
今回は「賃貸派かつマンション派」の私が、中古一戸建ての購入に向けて動き出した話。
持ち家にこだわりがなかった私にとって、まさに “自分が一番選ばなさそうだった選択肢” を取ろうとしているわけなんだけど、そこに至るまでの理由を整理してみたい。
賃貸で住もうとしていたエリアに、中古戸建てが現れた
きっかけは、偶然にも「賃貸で住もう」と思っていたエリアに、中古の戸建てが売り出されていたことだった。
私はこれまで、持ち家志向が強いわけではなかった。マンションが欲しいとも、戸建てを建てたいとも思っていなかった。だから、わざわざ物件探しをしていたわけではないんだけど。
現在住んでいるのは、結婚を機に夫婦2人で暮らし始めた 1LDKの賃貸住宅。住み始めて4年目を迎え、今では子どもが生まれて家族3人に。子どもが2歳を迎えた頃、いよいよ手狭になったと感じるようになった。
理想の居住エリアが極端に狭かった
小学校の学区や、共働き家庭としての生活動線、実家や職場へのアクセス、災害リスクなど、さまざまな観点から次なる居住地を検討した結果、「ここだ!」と思えたエリアは、半径わずか2キロの範囲だった。
それに加えて、週末に子どもと遊べる公園、通いやすい病院やスーパー、そして趣味であるサウナなども判断基準に加える。こうして絞り込んだエリアは、基本的にマンション中心の住宅地であり、おそらく賃貸以外で住むのは難しいだろうと思っていた。
しかし、そんなエリア内で、お手頃価格の中古戸建てが売りに出されたのだ。
「終の棲家」でないからこそ、選択肢としてアリだった
私は建物や間取りを見るのが好きで、物件検索サイトを見るのが趣味のようなところがある。
そんな中、何気なく眺めていた物件情報の中に、「この価格でこの立地?」と思う物件を見つけた。
好奇心から内見を申し込んでみると、思いのほか良さそうな印象を受けた。
そして一晩考えた末に出た結論が、「終の棲家でなくても、ここに住めそうだ」という判断である。(家を買うというのに、一晩しか考えなかったのは我ながら、うーん。。もっと考えようよ。笑)
新築は重い、中古の “ちょうどよさ”
仮に新築一戸建てを購入するとなれば、理想の間取り、こだわりの内装・外装を実現することになると思う。そのぶん、当然ローンの金額も大きくなる。そして、「この家で一生暮らす」という決意も必要になる。
だけど、私は30歳。大きなローンを抱えて身動きが取れなくなることに、どうしても不安を感じてしまう。マンションと戸建てのどちらが自分に合っているかも、わからない。賃貸と持ち家、どちらが最適なのかもまだ判断がつかない段階。
そうした状況で家を買うというのは、正直なところ「荷が重い」と感じていた。
だけど、この中古戸建てであれば話は別かもしれない。仮に何かが起きて「やっぱり引っ越したい」と思ったとき、経済的にも心理的にも柔軟に動ける可能性がある。その “余白” が、私の背中を押したのだと思う。
賃貸派・マンション派の私が、中古戸建てを購入した理由
この物件が「終の棲家」でなくても構わないと思えたこと。
それが今回、中古戸建て購入へと気持ちが動いた最大の理由。
中古物件ゆえのリスクや、購入にあたってのお金の話など、考えておきたいことは多い。これらについては、別の投稿であらためて書いていけたらと思う。
コメント