0歳児の子育てをしていて、一番大変なことは何か?を考えると、「寝かしつけ」「寝不足」「夜泣き」「寝ぐすり」...。
わたしは睡眠に関することが思い浮かびます。笑
まだまだ模索中のねんねですが、わが家の「ねんトレ」についてお話したいと思います。
ねんトレとは
わが家の娘のねんね
ねんトレのお話をする前に、娘のねんね状況からお話します。
わが家の0歳9ヵ月の娘は、実は生後半年までは本当によく寝るタイプでした。
出産後は実家に里帰りをしていましたが、母から「こんなに優雅な産後は信じられない。」と言われるほど。
授乳のタイミングで、毎回こちらが起こさないといけないくらい、グッスリ... zzz。そして、飲んだら寝かしつけしなくてもまた自分で夢の中へ戻ってゆく。
- 泣かない
- 寝ぐすりしない
- 寝たら起きない
娘のおかげで、0歳6ヵ月までは子育てが大変だと思う瞬間が全くなく、幸せな(母曰く、優雅な?)産後を過ごさせてもらいました。
生後2ヵ月からは、夜に寝かしつけをした後は8~10時間は絶対に起きなかったため、夜はブログを書いたり、ネットフリックスを観たり。
1日に1回しか泣かなかった日もあったりして、こんなに楽で良いのか不安になったほど。
育児ストレスとは無縁の生活を送っていました。
ちなみに、生後9ヵ月の今ではものすごく泣きます。嫌なことがあれば駄々をこねるし、声も大きいし、涙もボロボロ流しながら。笑
しかし、半年たったころから、徐々に娘の睡眠に変化が。
寝かしつけをしてから、2時間後には起きるようになり、授乳間隔が徐々に頻回になり(1~2時間ごと)。
生後7ヵ月になる頃には、新生児の時にも体験できなかった、新生児のような生活を送るようになっていました。
初っ端が楽々な子育てだったこともあり、1~2時間ごとの寝かしつけが連日というのは堪えました...。
睡眠に関しては、この頃が一番大変だったかもしれません。
ねんねトレーニング
生後半年から娘の細切れの睡眠に苦労するようになってきて、まとまった睡眠が取れない状況になりました。
それでも、生後8ヵ月までは完全自己流で寝かしつけをしていました。
- 赤ちゃんが上手く寝られないのは仕方ない
- 子育てはこんなもの(根性)
この頃も「ねんトレ」「セルフねんね」というワードは知っていましたが、もし取り組むのであれば、赤ちゃんと大人の寝室は別で、夜になったら子どもが泣こうが喚こうが放置する、みたいなイメージがあり、1LDK住まいで子どもと寝室を別にできないわたしには、向いていない思っていました。
子どもの寝ぐすりにはしっかり付き合って、しっかり疲弊。笑
毎日寝不足な中、徐々に夜間の授乳を減らす方向でなんとか寝かしつけをして、生後8ヵ月で母乳を卒業したことで、徐々に睡眠時間が長くなってきました。
このころで、寝かしつけしてから3~5回くらい起きていました。基本的には泣いたら抱っこしてゆらゆらで寝かしつけて、ミルクは夜間に2回あげていました。
これから職場復帰に向けて寝かしつけをどうしたら良いものかと思っていたところ、参考までにチラっと読んでみようと思って買った「家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド」。
この本に出合うまでは、ねんトレ懐疑派だったわたしですが、目からウロコな内容になっており、寝かしつけについて改めるきっかけになりました。
ねんねトレーニング(ねんトレ)とは、親のサポートなしに、赤ちゃんに一人で寝つくスキルをつけるためのトレーニングのこと。
家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッドより引用
こちらの「家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド」では
- 早起きと日中の過ごし方のアドバイス
- 月齢ごとに必要な睡眠時間とお昼寝
- 寝付きやすい寝室作り
- 自然と眠くなるねんねルーティーン
医学論文に基づいた、赤ちゃんの睡眠に関する知識がたっぷり書かれています。
早起き早起きを心がけ、スケジュールや寝室環境、ルーティーンを整えることが、夜泣きや寝ぐすり対策の基本。
それでもなお、夜泣きや寝ぐすりをしている場合、寝かしつけの方法を「ずっとそばにいない寝かしつけ(一人で寝るねんトレを試みる)」へ変えましょう。
家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッドより引用
そして、赤ちゃんが基本的なねんね対策をしても寝ない場合は、抱っこや授乳、添い乳で寝かせる「手厚い寝かしつけ」が「逆効果」になっている可能性がある。
そんな場合は「一人で寝るスキル」をねんトレで身に付けさせよう、という内容になっています。
赤ちゃんによっては、親がずっとそばにいる寝かしつけが合っていなくて、寝られない場合もある、という指摘に「なるほど」と納得。
ねんトレは赤ちゃんの心の成長に悪影響を与えないなど、ねんトレへの不安についてのQ&Aもしっかり書かれています。
自己流で寝かしつけをしていたので、とても勉強になりました。
ねんねルーティーンを確立
イメージだけでねんトレにネガティブな印象を持ってしまい、自然に任せた独自の寝かしつけをしていましたが、まずはこちらの本に添って、ねんねルーティーンを整えることからやってみることにしました。
本に記載してあるルーティーンと完全に一致しているわけではありませんが、生後6ヵ月~11ヵ月の例で記載してあったものを参考にわが家で実践中のルーティーンについてご紹介します。
ねんねルーティーン以外にも寝室作りや日中の過ごし方についても、実践した上での取り組みになります。書籍では詳しく書かれていますので、ぜひ一読してみてください。
たいてい朝6時、早ければ朝5時には起きている娘。
1歳から保育園通園が始まることを考えて、起床の時間はそのままで、夜7時就寝を目指してルーティーンを確立することにしました。
- お風呂 PM5:45
- 着替え・スキンケア PM6:15
- ホワイトノイズを寝室にかける
- 授乳・歯磨き PM6:20
- 絵本 PM6:35
- 子守歌 PM6:45
- 寝かしつけ
お風呂
ねんねルーティーンも大切ですが、日中しっかり体を動かして刺激のある1日にすることも大切。
日中はしっかりお散歩へ行き、家の中でもしっかりハイハイをして運動をしてもらって、午後5時過ぎに3回目の離乳食を食べます。
離乳食を食べるタイミングで、リビングダイニングの電気を1段階暗くします。
それからお風呂へ。
お風呂は比較的好きなので、30分弱かけてゆっくり入っています。
着替え・スキンケア
お風呂から上がったら、パジャマを着て、お肌の保湿をします。
この後はミルクなので、自分の髪の毛を乾かしながら、ミルク用のお湯も沸かします。
授乳・歯磨き
ミルクを飲む前に、寝室でホワイトノイズのスイッチをON。
物音に特に敏感な赤ちゃんには、「ホワイトノイズ」がおすすめです。
ホワイトノイズはさまざまな周波数の音を含んでいるので、突然の物音をかき消すことができます。
家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド
ホワイトノイズは赤ちゃんがお腹の中で聞いていた音に似ていて、ぐっすり眠れるということを聞いたことがありますが、わが家は1LDKで寝室とリビングダイニングが隣なので、念のためホワイトノイズもかけています。
寝室がすぐ寝られる状態に整っていない場合は、このタイミングで整えておきます。
- カーテンを全て閉める
- 加湿器にスイッチON
そして、寝る前最後の200mlミルクを授乳です。
授乳が終わったら下の歯が2本だけ生えているので、湿らせたガーゼで拭って、歯を綺麗にします。
絵本
抱っこしながら絵本を4~5冊読みます。
娘の場合、6冊だと多くて集中力が続かないので飽きてしまい、3冊だと少なすぎるみたいです。
毎日違う絵本を読みますが、最後の1冊はさこももみさん作「ねんね」です。
絵本の話のボリュームがちょうど良いことと、「みんな 夜はねんねに帰るんだよ」というメッセージが込められているので、内容も良くて、これからねんねをするんだ♩という気持ちが自然と湧いてくれたらいいな、というわたしの願望も込めてのチョイスになっています。笑
ねんねの時に「とん とこ とん」という、トントンしている描写もあるので、娘が寝るときにはわたしも「とん とこ とん」で寝かせるように絵本と合わせています。
絵本が読み終わったら、スリーパーを着せて、いよいよ寝かしつけです。
子守歌
リビングに向かって「ねんねしようね」、「おやすみなさい」とおやすみの挨拶を言いながら、寝室へ抱っこで連れています。
ぬいぐるみやキッチンやお風呂場へ「おやすみなさい」と言いながら向かうと良い、とあったので、ぬいぐるみを購入しました...。
うさぎさんはもうねんねしてるね~
うさぎさんおやすみなさい ☽
うさぎさんも とん とこ とん
と声掛けをしながらベッドへ。
おしゃべりができるようになったら、うさぎさんへ自分から一言声をかけてから、ねんねができるように、今から仕込みをしています。笑
子守歌は何でも良いそうなので、毎日同じものを歌います。
寝かしつけ
それからはベッドへ一緒に横になって、ひたすら寝るまでトントントン...。
絵本とリズムと合わせて「とん とこ とん」「とん とこ とん」にしています。
ここではすぐに寝なくても、うつ伏せになったり、お座りしたら黙ってあお向けにひっくり返して、またトントントン...。
目を合わせたり、話しかけたりはしない方が良いそうなので、わたしも目を閉じて寝たふりをしながら、ひたすらトントンします。
ねんねルーティーンの効果
初日から上手くいくはずは無い、何日か続けていくうちにスムーズに寝てくれるようになったら...ぐらいの気持ちで始めたねんねルーティーン。
なんと、初日からそこまで抵抗することなく、15分で寝室を離れることができました。
こんなにあっさり寝てくれるものなの!?もっと早くすれば良かった...と衝撃を受けました。笑
10分くらいトントンしていると、体の力が抜けてきて、5分で熟睡モードに。
抱っこして寝かせているわけではないので、寝入った後の着地も必要なく、せなかスイッチの発動を気にする必要もありません^^
そして、寝かしつけをして、早ければ30分~1時間後に起きて泣き始めていたのですが、これもピタっと無くなりました。
そのため、19時に寝てから次に起きるのは深夜3時頃です。
今のところ、このタイミングでミルクを上げていますが、ゆくゆくは夜通し眠れるように夜間のミルクも卒業したいと思っています。
追記:夜間のミルクを卒業し、夜通しグッスリに向けての「ねんトレ」の取り組みについてはこちらです。
おわりに
寝かしつけから10分で寝るようになって1週間経ちますが、今のところ毎日寝かしつけに成功しています。
1度寝たら深夜3時頃の授乳までは一度も起きることなく寝ていることにも驚き。
ルーティーン自体は、お風呂に始まり子守歌まで1時間程かかりますが、これを丁寧にこなすことで、寝かしつけがスムーズになります。
また、毎日毎日繰り返すことで、わたしが徐々にルーティーンを余裕を持ってこなせるようになってきているので、これからねんねルーティーンを繰り返していけば、10分が5分になり、と徐々に短くなりそうな予感もしています♩
そして、最初の入眠から一人で寝られるようになるという「ねんトレ」については、今のところは様子見をすることにしました。
これからルーティーンでも寝ないようなことがあれば、また調整したいと思っています。
子育てに関しては、悩んだり困った事があれば一度勉強をしてみるということの大切さを痛感した出来事でした。
もっと早く寝かしつけについて勉強すれば良かったと反省。
といっても、赤ちゃんの睡眠に関しては個人差が大きい部分だと思います。一個人の経験談ということで参考になりましたら幸いです。
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